同じことが言えます。仮に、プロの演奏家やコンクールに出場するような人が、世界的に著名な演奏家のレッスンを受ければ、それはかけがいのない貴重な体験となり、得るものもはかりしれないでしょう。それは雲の上のような話で、一般の初心者や子供や大人には、次元の違う話です。それより指導者が、生徒の特性を、どれだけ理解しているかが問題です。特に初心者や子供の指導においては、大変重要なことです。指導者(教師)は、生徒の演奏の長所、短所を明確に把握する必要があります。長所、短所はどんな生徒にも必ずあるもので、それがどれだけ的確に判断できるかは、指導者の責任です。特に、初心者や子供にとっては大切なことです。指導者も生徒から学ぶような姿勢で、全神経を集中させ、指導しなければなりません。それと生徒の個性や性格の配慮も必要です。「好きこそ、物の上手なれ。」とよく言われますが、常に指導者は、生徒がヴァイオリンに興味を持ち、練習を奮起させ、ヴァイオリンが好きになるような指導を、心がけることも大切です。「実るほど、頭を垂れる稲穂かな。」のたとえのように、また、指導者は生徒からも、指導法を学ばせてもらっていると思うくらい、謙虚な気持ちも必要だと思います。 

スポーツの世界で「名選手、名監督にあらず。」と、言われる事があります。音楽の世界でも

中村

指導者の立場

徒然