は じ め に

幼児期の音楽経験

 音楽を学び始める時期としては3,4歳頃が良いでしょう。人間は3,4歳頃から感性が芽生え始めます。音楽を演奏することは、右脳を活性化させるので、生理的にも大変良いことだと、言われています。人間は日常生活では医学的に見て、左脳の方をよく使うらしいです。ですから、右脳の方もできるだけ使うようにする機会を得ることは、これからの心身の発達において、大変重要なことだといえます。
3歳から7歳までの幼児期は、特に著しい心身の発達と共に多感な時期なので、特に大切だと思います。この時期に何も学ばないのと、何かお稽古事を始めるのとでは、これからの人間形成に、大きな差が生まれます。だから、この3歳から7歳までの著しい心身の発達や、感受性豊かな多感な時期にこそ、子供にとって音楽経験が大変重要なことと、いえます。経験させる音楽は、何でも良いのですが、まず「子供に何でも見せてやろう。やらしてみよう。」と思う、親の気持ちが大切だと思います。最初から何も演奏家にさせようと思って、習わせる親はいないでしょう。でも、子供に機会を与えることは、親の義務だと思います。

楽器は、何を習ったらよいのか

      

3歳から7歳の子供に、自分にあった楽器は何が良いのか、正確に判断する能力はないと思います。習った経験もないのに、本人も親でさえも、判断できるはずがありません。最後は親の好みの判断に、どうしてもなりがちです。楽器には大きく分類して、弦楽器、管楽器、打楽器、鍵盤楽器、それに電子楽器などがあります。では、幼児期には、どんな楽器を習ったらよいのか。やはり楽器の王といわれているピアノか、楽器の女王いわれているヴァイオリンが双璧でしよう。私的には、両方習うのがベストですが、親や子供の負担を考えれば、いずれかの1つになるでしょう。